MISSIONWORKSHOP
Bart Kyzar
16.MISSIONWORKSHOP
ミッションワークショップ
http://missionworkshop.com/

Interview by messengerbag.jp
取材日:2010年07月06日
”新しいモノを生み出し、とことん拘ったモノ作りをする事”自分達が架した新たなミッションを遂行するべく、BartとMarkの二人は再び立ち上がった。
2010年8月、日本で販売を開始する「MISSIONWORKSHOP」。
オープニングイベントで来日した代表の1人Bartに話を伺った。
― まずはブランド立ち上げの経緯を聞かせて下さい
自転車を移動手段として生活をしている人達に対し特別便利なバッグを作るため、いかに良いモノを作れるかという点をフォーカスしたバッグブランドを立ち上げたかった。使用する素材も値段で決めず、我々が良いと思ったものを使用する。そこに妥協はない。
もう一つはミッションという場所に拘ってビジネスをしたかった。

マークと私は同じタイミングでCHROMEを離れたんだ。ちょっと休養が必要だったからね。
ニュージーランドに数ヶ月行って、マークもヨーロッパに3ヶ月間旅にでて。しばらくは自分達の時間をとりながらも、旅行中にいろいろとデザインを考えてた。
充電が終って、その後お互いにミッションをやろうって決めたんだ。

― MISSIONWORKSHOPというブランド名の由来は?
MISSIONWORKSHOP
サンフランシスコにあるmission district(ミッション地区)。
そこに我々の会社があるという事と「mission」という言葉が持つもう一つの意味合い「新しいバッグを提案して行こう」という我々のミッション(使命)という意味合いもあるんだ。

― ブランドコンセプトを教えて下さい

洗練された形を作ること。そして機能的でなければならないこと。見た目を重視して、実際に意味の無い機能を付ける事はせず、余計なものを極力そぎ落としシンプルにすること。
Bikeのライディング中でもBikeから降りている時でも使えるバッグであり、毎日使えて1日中活躍出来るバッグであること。

― 拡張出来るメッセンジャーバッグ、この画期的なアイデアはどこから生まれたのでしょうか?
まず完全にフラットなバッグパックを考えてた。それから2Dから3D(立体的に)に出来ないかって所がこのブランドのオリジナルコンセプト。

例えば地下鉄でも大きなバッグを持っていると、人にあたって迷惑をかけるよね。つまりフラットなバックパックが本当に必要な時に必要なサイズのバッグになればいい。そういった視点が徐々に拡張可能なバックパックのアイデアへ発展していったんだ。
また重複するけど毎日使えるバックである事は非常に重要なポイントなんだよ。

MISSIONWORKSHOP
色んなカルチャーシーンに関わってきた事で自転車はベースにあるけれど、そこだけにはとらわれない発想を我々は持っている。
サーフィンもやるし、マウンテンバイクにも乗る、だからこそいろんなシーンで使える、逆に「ノンカルチャー」なバックを作り出せるんだと思う。

※バートはサーフボードを15枚所有しているらしい。

― 開発までに苦労したエピソードはありますか?
MISSIONWORKSHOP
Bartと一緒にMISSIONWORKSHOPを立ち上げた、Mark Falvai。
まずは会社を立ち上げるってのは大変だよね(笑)。
マークが完璧主義者って所もあってバックパックのデザインに半年かかったよ(笑)。
彼がYESって言ってくれていればもう少し早くこのブランドをリリース出来ていたかもね(笑)。

ブランドイメージが表現出来るショップは非常に重要と考えていて、オフィス兼ショップの場所を探していたんだ。ミッションエリアのメインストリートに面していない裏道は、スペースが結構あってクールな場所が多い。そのエリアで探していた。
そもそも探すのが大変だったんだけど、そんな時に街から使用禁止って貼られてるようなボロ家を見つけて、それを自分達で改築してコンセプトショップ兼オフィスにしたんだ。楽しかったけど、かなり大変だったよ。

― なぜミッションを選んだのですか?
ブルックリンとミッション、この2つの街はアーバンバイクシーンのハブ的な街なんだ。
バイクカルチャーを含め様々なカルチャーシーンが入り混じる刺激的な街、いいレストランやバーがある、アーティストも集まってるし、良いお客さんも揃ってるそれがミッションだよ。
MISSIONWORKSHOP
― アメリカ生産にこだわるのは?
我々は工場と15年以上ビジネスをしてきた経験がある。その工場は我々が知る限りではベストの工場なんだけど、全てアメリカ製であれば、材質や生産の管理が細かくできる点はあるよね。
我々が作ってきたバッグを買ってくれる人達はmade in USAだから出来るディテールや風合いを好んで買ってくれている。どこにいってもバッグが他国で生産されたものばかり。大量生産では出来ないクオリティ やディテールを求めたからです。我々は数を作りたいのではなく、いいものを作りたい。
MISSIONWORKSHOP
― 材料の調達もアメリカで行っているのですか?また自分たちでパーツ制作も行っているのですか?
ベルトにはミリタリー用に使われるモノを使用しています。アメリカのミリタリー用に作られるモノは繊維でさえ全てがmade in USAでないとならない条件がある。正直コストがかなり上るがミリタリー用に作られているものは非常にハイスペックでクオリティも高いです。妥協はしたくない。
デザインやシステムは自分たちで考え、基本的には国内で調達している。特注で生産した糸とかはあったりするんだけど、最終的には自分たちでバックルなどの素材を作っていきたい。でもまずはここからスタート。

― 他のメッセンジャーバッグ(ブランド)との違いは?

やっぱりデザインやコンセプトに関しては違うと思う。
我々は工業エンジニアであって同時にアーティストでもある。その2つのバックグラウンドを持っている我々は新しいコンセプトのモノを生み出す事が出来るんだ。

拡張できるバッグパックを生み出したり、初めてだと思うけどフラップでもロールトップでも使えるメッセンジャーバッグを発案したりね。

― このバッグをどんな人に使って欲しいですか?
街に住んでいて、自分のライフスタイルの中に自転車が溶け込んでいる、生活の一部として乗っている人達。
彼らの生活をより快適に出来るようにこのバッグを使ってもらいたい。
MISSIONWORKSHOP
MISSIONWORKSHOP
― 自転車(カルチャー)の魅力を教えて下さい?
フリーダム、ファン、実用的、そして情熱かな。
― あなたからみた日本のバイクカルチャーはどうですか?
MISSIONWORKSHOP
バックパックにビールサーバーを入れて。。。
やっぱり街特有の実利的な面があるよね。サンフランシスコもそれは同じ。

バイクを絡めたクールなバーがあったりするし、日本はクールな所だよ。

― 環境などの配慮については?

mission workshopでは一切PVCを使ってなかったりするけれど、やっぱり"Last Foever!"
1つバッグを購入し、そのバッグがずっと使う事ができれば、それが究極の環境保護と言えるよね。

その為にもバッグ作りには手を抜かない、素材に拘り、しっかりとしたものを作り続けることだよね。

― 今後MISSIONWORKSHOPはどのような展開を予定していますか?

いくつかプランはある。
まず、ヨーロッパ市場に入りたいと思ってる。商品もいくつか考えているけれどそれはまだヒミツだよ。(笑)

それと会社自体が街の真ん中にあるし、空き地みたいな所もあるからカルチャーコミュニティの役に立つイベントなどあれば積極的にやっていきたいね。

― 日本のユーザにメッセージを!
あらゆる状況に対応出来るバッグを目指しています。いろんな使い方を見つけて楽しんでください。

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― まずはブランド立ち上げの経緯を聞かせて下さい
自転車を移動手段として生活をしている人達に対し特別便利なバッグを作るため、いかに良いモノを作れるかという点をフォーカスしたバッグブランドを立ち上げたかった。使用する素材も値段で決めず、我々が良いと思ったものを使用する。そこに妥協はない。
もう一つはミッションという場所に拘ってビジネスをしたかった。

マークと私は同じタイミングでCHROMEを離れたんだ。ちょっと休養が必要だったからね。
ニュージーランドに数ヶ月行って、マークもヨーロッパに3ヶ月間旅にでて。しばらくは自分達の時間をとりながらも、旅行中にいろいろとデザインを考えてた。
充電が終って、その後お互いにミッションをやろうって決めたんだ。

― MISSIONWORKSHOPというブランド名の由来は?
MISSIONWORKSHOP
サンフランシスコにあるmission district(ミッション地区)。
そこに我々の会社があるという事と「mission」という言葉が持つもう一つの意味合い「新しいバッグを提案して行こう」という我々のミッション(使命)という意味合いもあるんだ。

― ブランドコンセプトを教えて下さい

洗練された形を作ること。そして機能的でなければならないこと。見た目を重視して、実際に意味の無い機能を付ける事はせず、余計なものを極力そぎ落としシンプルにすること。
Bikeのライディング中でもBikeから降りている時でも使えるバッグであり、毎日使えて1日中活躍出来るバッグであること。

― 拡張出来るメッセンジャーバッグ、この画期的なアイデアはどこから生まれたのでしょうか?
まず完全にフラットなバッグパックを考えてた。それから2Dから3D(立体的に)に出来ないかって所がこのブランドのオリジナルコンセプト。

例えば地下鉄でも大きなバッグを持っていると、人にあたって迷惑をかけるよね。つまりフラットなバックパックが本当に必要な時に必要なサイズのバッグになればいい。そういった視点が徐々に拡張可能なバックパックのアイデアへ発展していったんだ。
また重複するけど毎日使えるバックである事は非常に重要なポイントなんだよ。

MISSIONWORKSHOP
色んなカルチャーシーンに関わってきた事で自転車はベースにあるけれど、そこだけにはとらわれない発想を我々は持っている。
サーフィンもやるし、マウンテンバイクにも乗る、だからこそいろんなシーンで使える、逆に「ノンカルチャー」なバックを作り出せるんだと思う。

※バートはサーフボードを15枚所有しているらしい。

― 開発までに苦労したエピソードはありますか?
MISSIONWORKSHOP
Bartと一緒にMISSIONWORKSHOPを立ち上げた、Mark Falvai。
まずは会社を立ち上げるってのは大変だよね(笑)。
マークが完璧主義者って所もあってバックパックのデザインに半年かかったよ(笑)。
彼がYESって言ってくれていればもう少し早くこのブランドをリリース出来ていたかもね(笑)。

ブランドイメージが表現出来るショップは非常に重要と考えていて、オフィス兼ショップの場所を探していたんだ。ミッションエリアのメインストリートに面していない裏道は、スペースが結構あってクールな場所が多い。そのエリアで探していた。
そもそも探すのが大変だったんだけど、そんな時に街から使用禁止って貼られてるようなボロ家を見つけて、それを自分達で改築してコンセプトショップ兼オフィスにしたんだ。楽しかったけど、かなり大変だったよ。

― なぜミッションを選んだのですか?
ブルックリンとミッション、この2つの街はアーバンバイクシーンのハブ的な街なんだ。
バイクカルチャーを含め様々なカルチャーシーンが入り混じる刺激的な街、いいレストランやバーがある、アーティストも集まってるし、良いお客さんも揃ってるそれがミッションだよ。
MISSIONWORKSHOP
― アメリカ生産にこだわるのは?
我々は工場と15年以上ビジネスをしてきた経験がある。その工場は我々が知る限りではベストの工場なんだけど、全てアメリカ製であれば、材質や生産の管理が細かくできる点はあるよね。
我々が作ってきたバッグを買ってくれる人達はmade in USAだから出来るディテールや風合いを好んで買ってくれている。どこにいってもバッグが他国で生産されたものばかり。大量生産では出来ないクオリティ やディテールを求めたからです。我々は数を作りたいのではなく、いいものを作りたい。
MISSIONWORKSHOP
― 材料の調達もアメリカで行っているのですか?また自分たちでパーツ制作も行っているのですか?
ベルトにはミリタリー用に使われるモノを使用しています。アメリカのミリタリー用に作られるモノは繊維でさえ全てがmade in USAでないとならない条件がある。正直コストがかなり上るがミリタリー用に作られているものは非常にハイスペックでクオリティも高いです。妥協はしたくない。
デザインやシステムは自分たちで考え、基本的には国内で調達している。特注で生産した糸とかはあったりするんだけど、最終的には自分たちでバックルなどの素材を作っていきたい。でもまずはここからスタート。

― 他のメッセンジャーバッグ(ブランド)との違いは?

やっぱりデザインやコンセプトに関しては違うと思う。
我々は工業エンジニアであって同時にアーティストでもある。その2つのバックグラウンドを持っている我々は新しいコンセプトのモノを生み出す事が出来るんだ。

拡張できるバッグパックを生み出したり、初めてだと思うけどフラップでもロールトップでも使えるメッセンジャーバッグを発案したりね。

― このバッグをどんな人に使って欲しいですか?
街に住んでいて、自分のライフスタイルの中に自転車が溶け込んでいる、生活の一部として乗っている人達。
彼らの生活をより快適に出来るようにこのバッグを使ってもらいたい。
MISSIONWORKSHOP
MISSIONWORKSHOP
― 自転車(カルチャー)の魅力を教えて下さい?
フリーダム、ファン、実用的、そして情熱かな。
― あなたからみた日本のバイクカルチャーはどうですか?
MISSIONWORKSHOP
バックパックにビールサーバーを入れて。。。
やっぱり街特有の実利的な面があるよね。サンフランシスコもそれは同じ。

バイクを絡めたクールなバーがあったりするし、日本はクールな所だよ。

― 環境などの配慮については?

mission workshopでは一切PVCを使ってなかったりするけれど、やっぱり"Last Foever!"
1つバッグを購入し、そのバッグがずっと使う事ができれば、それが究極の環境保護と言えるよね。

その為にもバッグ作りには手を抜かない、素材に拘り、しっかりとしたものを作り続けることだよね。

― 今後MISSIONWORKSHOPはどのような展開を予定していますか?

いくつかプランはある。
まず、ヨーロッパ市場に入りたいと思ってる。商品もいくつか考えているけれどそれはまだヒミツだよ。(笑)

それと会社自体が街の真ん中にあるし、空き地みたいな所もあるからカルチャーコミュニティの役に立つイベントなどあれば積極的にやっていきたいね。

― 日本のユーザにメッセージを!
あらゆる状況に対応出来るバッグを目指しています。いろんな使い方を見つけて楽しんでください。

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